キイジョウロウホトトギス

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

田辺は日中を通してだいぶ涼しくなりました。朝晩は上着が必要なくらいで、昼夜の寒暖の差が激しい時期。。気をつけていないとうっかり風邪をひいてしまいますね。かく言うわたしも先日久々に熱を出してしまい、数日の間寝込んでしまいました。。。みなさんも体調管理にはくれぐれもご留意ください。

先日、タイトルにもありますが近所の石垣にて「キイジョウロウホトトギス」が花を咲かせていました。

このキイジョウロウホトトギス、和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生するホトトギスの仲間で、絶滅危惧II類に指定される希少な植物です。黄色い花をすずなりに咲かせる姿が美しく、その姿を平安時代の貴婦人「上臈」に見立てて名付けられたそうです。前回のNHKの朝ドラ、「らんまん」にも出ていましたね。見て、少し嬉しくなりました。

亡くなった祖父が以前この石垣に種を蒔いたそうで、毎年この季節になると綺麗な花を咲かせます。これからも末長く、美しい姿を見せてもらいたいものです。

さて最近の農作業ですが、極早生みかんの収穫も終えて今は梅の剪定作業に汗を流しています。

この梅畑は苗木を植えてから3年目の若い畑です。まだまだ木が小さいので今年もほんの少ししか収穫できませんでしたが、順調に育って木も大きくなってきており、今後が楽しみな畑です。まともに収穫できるのは5年後くらいからかな?

みかんの木は80年とか、その木が元気であればかなり樹齢が長い個体もありますが、梅は一般的に植えてから20〜25年頃から収穫できる量が減ってくる傾向にあります。

ですからある程度樹齢を重ねてくると植え替え(改植)をすることにより、畑を若返らせながら栽培してゆく必要があります。要はみかんと比べて梅は短命なんです。

この畑を植え替えをする頃にはわたしも60すぎ。長いようであっという間かもしれませんね。。元気にしていれば良いのですが。。。

農家は体が資本なので日々、健康管理に努めたいと思います。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。