春ですね

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

ようやく田辺も暖かくなってきました。早朝は空気が澄んでいて、ウグイスなどの鳥の囀りも聞こえてきます。ツバメも巣作りの場所を探しているようで、頻繁に見かけるようになりました。長い冬が終わり、気持ちの良い季節がやってきました。

この時期になると我が家の竹藪では筍が顔を出し始めます。昔はもっとたくさんとれたそうですが、最近は先にイノシシが食べてしまうせいで以前のようにはとれなくなりました。

煮付けや天ぷらに、そしてメンマにと、しばらくたのしめそうです。まさに春の味覚ですね。

さて最近の農作業ですが、先日柑橘の苗木が入荷したので早速植え付け作業を行いました。

植え付けした品種は「ゆら早生」です。最近人気の極早生種の温州みかんですが、品種の詳細は以前の記事をご覧ください。
今回は植え付け前に事前にユンボで耕起してもらいました。固まっていた土が耕起されることで柔らかくなり植え付けしやすくなりますし、根も張りやすくなります。
柑橘類の苗木の植え付けはちょうど今頃、春に植え付けます。しばらくすると芽が出てくるので、いらない芽を欠いたり、消毒したり、肥料をやったり、水やりしたりと、色々と苗木のお世話をする日々が始まります。
その苗木の育ち具合にもよりますが、植え付けてから二年間お世話をしたのち、三年目頃からようやく初めて果実を実らせます。
一人前の木になるには、なかなか手間も時間もかかりますが、苦労した分だけ立派に大きく成長してくれるので、それが楽しかったりもします。


「二年間は甘やかしてあげるから、三年目以降は楽をさせておくれ。。。」と、心の中で呟きながら、日々作業に励みたいと思います。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。