台風一過

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

発生当初、和歌山県へ直撃する予報だった台風10号も、熊本、愛媛、和歌山と、ゆっくりゆっくり迷走しながら過ぎて行きました。まるでみかんの産地を巡っているようなコースどり。。。笑

わたしの農園でも、今年植えた苗木が倒れないように支柱を打ち直したり、消毒用のタンクが飛ばされないようにロープで固定したりと、台風対策に手間取りました。

結局、和歌山県へも上陸しましたが、その頃には勢力も弱まっており、心配していた雨も、風もあまり吹かなかったので被害はナシ。ほっとしました。。

和歌山県は台風の通り道と言われている?!くらい、毎年いくつかは接近、ないし直撃します。特に紀伊水道を北上していくコースは最悪です。

数年前にそのコースで直撃した際、みかんの木は倒されるは、梅畑は水没するはと、辛い思いをしました。

今回は何事もありませんでしたが、台風以外にも干ばつやゲリラ豪雨など、年々気候が変わって来ているので心配ですね。

さて、いよいよ極早生みかんの収穫時期が近づいて来ています。台風が過ぎてから朝晩は一気に気温が下がり、だいぶ過ごしやすくなりました。昼夜の寒暖差が出てくると、みかんたちも徐々に色づきはじめます。

5月に花を咲かせてから色々とお世話をしてきましたが、先日最終の消毒作業を行いました。

消毒作業は基本的には専用の器具を手に持って散布しますが、自動的に散布できるスプリンクラー設備の整った畑もあります。

そのスプリンクラーの畑にて、前回の消毒時に調子が悪い部分があったので分解してみると。。。

案の定詰まっていました。今回は農薬の残液が固まったものが詰まっていましたが、錆びた鉄片だったり、虫の死骸であったりと様々です。消毒シーズン中に何度も詰まるので、たびたび清掃する必要があります。

最終の消毒も終了すれば、いよいよ収穫シーズン到来ですね。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。