ようやく秋らしく

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

日中はまだまだ暑い日もありますが、田辺もようやく秋らしくなってきました。次の雨で散ってしまいそうですが、今年は彼岸花もまだ満開で、もう少しの間楽しめそうです。

前回の記事にて紹介したイノシシですが、一度侵入することができて味をしめたのか、ワイヤーメッシュから外へはみ出たみかんを食い荒らしたりと執念深く、なかなか被害は止まりませんでした。

今回はメッシュの設置で畑でへの侵入は止まりましたが、そのイノシシによってはメッシュをこじ開けたり、穴を掘って侵入してくる個体もあります。

以前、別の畑でイノシシによる被害があり、よく通っているであろう獣道に針金を張ったのですが、数日後に見に行くとブチ切られていたことがあります。生身の人間では工具などなければ絶対切ることなどできませんが、野生動物たちは凄まじいパワーを持っている事を感じさせられました。
ですがまあしかし、本当に今年はたくさん食われました。

さて最近の農作業ですが、極早生みかんの収穫も終盤戦、我が家ではゆら早生の収穫作業を行なっています。いつまでも暖かい日が続くので色づきがいつもより遅い感じですが、ようやく良い色に光ってきました。

今年はこちらの産地ではもともと成りが薄かったことや、この夏の猛暑による干ばつの影響からか収穫量が少ない傾向です。九州の産地でも猛暑の影響で日焼けしてしまった果実が多いようで、全国的にも品薄の状況のようです。
 
価格もいつもより2割から5割程度高く、異例の高値になっているところもあるようで、消費者の方からすれば購入しずらい値段になっているかもしれません。ですがお味の方はようやく酸も抜けてきて良い感じ、甘いです。食べてもらえると嬉しいな。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部、上秋津出身の30代。四年生大学卒業後、Uターンして田辺にて就職。のちに家業である農家を継いではや十年。冬の定番「温州みかん」、柑橘界の女王「せとか」などなど、いろんな柑橘類をメインに、紀州南高梅も栽培中。県内津々浦々、海や川で釣りもしてます。インスタグラムでも地域での暮らし、畑の近況などを発信しています。