いよいよ冬らしく

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

タイトルにてふれましたが、田辺はいよいよ冬らしくなってきました。比較的天気の良い日が続いていますが、冬型の気圧配置が続き、季節風である北西風が毎日のように吹いています。

畑から白浜の海を眺めると、遠目にも時化ているのがわかります。海は寒いでしょうが、グレ(メジナ)は釣れそうな天気ですね。(笑)

さて、我が家では早生みかんの収穫も終了して、少しゆっくりしたい気持ちもありますが、今日は不知火(デコポン)の袋がけ作業を行いました。

JA紀南の柑橘ブランドの一つである、「木熟301」を目指しているデコポンの袋がけです。樹上に300日以上実らせて完熟させるので301と呼ばれています。詳しくは以前の記事でも説明しているので、そちらもあわせてご覧下さい。

画像ではよくわかりませんが、袋がけした後に軸の部分から雨水が入らないよう、専用のテープを使ってひとつひとつ、防水処理をします。こうしないと、軸を伝って雨水が袋内に侵入し、デコポンのデコの部分に溜まってそこから腐ってしまうんです。

デコポンは見かけはゴツゴツして強そう?(笑)ですが、柑橘類の中では果皮(皮の部分)が弱く、かなりデリケートな扱いを必要とします。収穫中にコンテナな端にちょこっとぶつけただけで、そこから腐ってしまうほどです。

昨年度は袋がけや防水処理をしていたにもかかわらず 、2月に暖かい雨の日が続いたことで果皮が急激に痛んでしまいました。

3月の収穫を目前にしてかなりの数が腐ってしまい、悔しい思いをしました。上手く冬を越せれば抜群に美味しいものができるのですが、なかなかなリスクも孕んでいます。

今年は成功できるよう、袋がけしながら神頼みです。美味しくなりますように。。。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。