年の瀬

Writen by 編集部

こんにちは。なかやまです。

田辺は冬型の天気で北西風が吹き荒れています。時折時雨ることもあって、農作業をたびたび邪魔されています。

先日、「はるみ」の収穫作業を行いましたが、早起きしたのに早々に時雨てきて家族揃って退散。。。出鼻を挫かれてしまいました。

昼からは雨も止んで、なんとか収穫を終えることができました。昨年はタイミング悪く、吹雪の中の作業だったので、今年は楽なものでした。

我が家でははるみは一年の最後に収穫する柑橘で、収穫してから約ひと月、貯蔵庫にて寝かせて味を落ち着かせます。そうすることで酸味が程よく抜けて、より食べやすく、美味しくなります。

このはるみ、皮も剥きやすく、甘酸っぱくて人気のある品種ですが、個人的に栽培が難しいと感じています。

特徴として、表年と裏年(なる年とならない年)の果実の実る量が極端なんです。専門用語を用いて説明すると、隔年結果性が非常に強い品種で、ヘタをすると2年に一度しか収穫できません。

実らせすぎると木が疲れすぎて翌年はほとんど果実が実らないため、できるだけそうならないように他の品種よりもたくさんの量を摘果したり、摘果作業の回数を増やしたりします。

ですがまたまだ上手な栽培方法を確立できておらず、なかなか作り込み甲斐のある品種です。
美味しいものを作りたいとなると、やはり日々勉強ですね。。。

はるみの収穫を終えると、いよいよ我が家も正月気分です。みなさんは、年末年始のご予定はいかがですか?

今年は日どりが良く、職種によっては9連休になる方もいると聞いています。農家の私にはまったく関係ありませんので、羨ましい限りです。

年末年始はまた寒くなるらしいので、時節柄、どうぞご自愛くださいませ。それではみなさん、良いお年を。。。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

編集部

田辺市の暮らしをお届けする移住マガジン『たなごこち』の編集部。・・・というのも名ばかりで、市民ライターの皆さんや、地域の方々にいろんなことを教わってばかりの日々です。ひろ~い田辺市の魅力を一言で表すなら「多様さ」。 編集していく中でのこぼれ話や、エリアにとらわれない魅力などをお伝えしながら、たなべ暮らしの楽しさ、奥深さをお届けしていきます。