端っこ野菜のポテンシャル
一つ前の寒波で、家の前につららが出来ました。今時は珍しいそうですが、とっても綺麗だったので撮ってみました。冬は、景色がとてもクリアに見えますね。寒さは困りますが、冬は龍神らしさが出ていて、とても気に入っています。

さて、最近、興味を持ち始めた旧暦ですが、いろんなことが腑に落ちる、というのが旧暦を知り始めて感じた、私の印象です。
一つ前の記事で、「年末に旧暦の手帳を買いました」とお伝えしましたが、その手帳が、とても瑞々しい、雫みたいな素敵な言葉が散りばめられていたので、ここでちょっとご紹介したいと思います。

特に、旧暦の1月に当たる‟睦月”
※2025年でいくと、1/29~2/27が睦月に当たります
その月のメッセージが、特にとても良かったので以下引用。
‟睦月”
【寒さのゆるむ一瞬の中に梅の花がほころび始める。一年の始まりは文字通り春とともにあった。新暦の正月に「初春」や「迎春」の言葉を用いて言祝ぐのはその名残り。「睦」の字は、聖なる場所を準備して神霊を迎えること。転じて人々がそのために行き交い、睦み合うことを意味する。この世のご縁、命の繋がり、和する心を確認する「結び」の月】「和暦日々是好日」LUNAWORKS発行
日本語の素晴らしさを再確認したような、丁寧に、でもリズムよく綴られたこの一言一言が、ただただ染み渡り、私の心を満たしてゆきました。
もう2月も半ば。睦月のうちに、今のうちに紹介しなければと、急いで書いています。
もう一つ、紹介したいことがあります。(次々と紹介してごめんなさい。)
「きょうの料理2025年2月号」 で紹介されていたレシピが、レシピの枠を超えて、とても素晴らしい内容だったので、皆さまにも知っていただけたらと思い、これまた、ここに書きます。

「端っこ野菜のポタージュ」というレシピなのですが、簡単にお伝えすると、余った野菜の端っこを冷凍ストックし、まとめてスープにするというもの。
こんな感じでなんでも入れます。そして30分ほど煮て、塩胡椒で味調整し、ブレンダーで混ぜて完成。


特に今の冬の季節、白菜やキャベツの硬いところ、人参や大根の皮など、大きな野菜くずが出てきてしまうと思います。それを、今まで私は去年からやり始めたコンポストに捨てていました。
このレシピを読んですぐ、実践してみましたが、まず、端っこ野菜のストックへ回す分が出来たおかげで、「コンポストへ回す=食べないで捨てる部分」が半分ほど減りました。
結構、びっくりなことです。なかなか、たくさんの可食部を、今まで捨てていたのだと反省。
そして、ちょっと苦いかなーと思う時も正直ありますが、それも野菜自身の旨みだったんだなーと、食べながら、改めて感じています。
もちろん、ちょっとお砂糖を足したり、ジャガイモ1つむいて一緒に煮たり、後は、そのポタージュを豆乳で割っていただいたり、いろいろアレンジすることもあります。と書くほどに、もう何回も作っています。
このレシピを紹介してくれた料理家の方は、‟娘たちは「100歳スープ」と呼んでいます”、と書いておられましたが、私は朝食によくいただいていて、本当に体の調子もいい感じで、エコのために、と思ってやり始めたものの、このスープ自体のポテンシャルが素晴らしすぎて、それは思わぬ副産物でした。

今まで、スパスパと不要な部分の野菜を切り落としていた私が、このスープを作るようになってから、「うーん、ここはまだ食べれそう?」とキャベツを眺め、「今日の料理には入れられないけど、一旦ストックしておこうかな?」と人参の端っこをいそいそとジップロックに入れたり。
今は、まな板の上で、いろんな野菜さんと相談しています。皆さまもぜひ一度お試しあれ。