冬から夏へ

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

田辺は暖かい、と言うか暑い日が続いています。朝晩の冷え込みもかなり和らぎ、日中は半袖で過ごせるほどです。この調子で行くと空調服の出番も早そうですね。

全国的なことかも知れませんが、冬から一気に夏へ、、、最近は年々、春がなくなってきていますね。

そんな変な気候ですが、春らしい話題を。。。

久々に梅畑の様子を見に行くと、たくさんツクシが顔を出していました。

ツクシは厄介な雑草であるスギナと同じ植物です。ですので、これがたくさん生えるようでは畑としては微妙なところですが、せっかく生えたのだから!と、嫁さんが下処理をして、佃煮を作ってくれました。

たくさん摘みましたが、佃煮にするとカサが減るので、たくさん食べたい方はかな〜りたくさん摘んでください。笑

一本一本、節に着いたはかまをとるのは大変な作業ですが、とても美味しく、春を感じることができるので是非やってみてください。

さて最近の農作業ですが、ようやく柑橘の収穫が終わりました。少しゆっくりしたいところですが、梅の消毒作業が始まろうとしています。

花も完全に散り、梅の果実も少しずつですが見え始めました。梅の消毒作業は果実がこれくらいの頃から始まります。今年は開花が遅かったため、いよいよこれからと言った感じです。

今のところ寒さによる被害や雹害はなく順調に生育していますが、思っていたより、なりが薄い?気がしています。今年は豊作であって欲しいのですが。。。

梅の消毒作業が本格化してきますが、柑橘のお世話も並行してやっています。先日は接木作業を行いました。

接木はもともと植えている品種を更新(変更)してゆく時などに用いられる技術で、新たに苗木を植えるよりも短期間で収穫できると言うメリットがあります。

もともと植っていた台木を剪定して、あらかじめ取っておいた穂木を、こんな感じで接いで行きます。台木と穂木の形成層をピッタリと合わせることで一体化させ、上手くつくと穂木から芽が出てきます。

今回は温州みかんにポンカンの穂木を接ぎました。上手くついてくれると良いですね。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。