龍神村から春の便り
急に寒くなったり、ともすると、また暖かくなったりを繰り返しています。和歌山県は龍神村です。

今日は、なんてことは無いですが、田舎からの春のお便りです。いつも、キッチンの写真ばかりで、すみませんが、今回も、はい。一番「あ、春来たね」と感じた一枚だったので。
菜の花をただ塩ゆでしただけです。この後、マヨネーズをつけて、むしゃむしゃとヤギのようにたくさん食べました。苦味が旨み。春の味。
ついでに、春が来たので、私の家の庭から、小さな春のお知らせです。

去年、実は、アジサイを玄関先に植えていました。砂利を敷いていたところを、無理やり、土味を足して植えたので、切り戻しをした後、枯れていたように見えて、今年、もうだめかなあ…と半ば諦めていました。
すると、ここ最近の急に暖かくなった日が続いた後、様子を見に行くと、パッと見は分からなかったのですが、じーっと見ていたら、根元のところにひっそりと、新しい芽が…!びっくり仰天、嬉しすぎました。芽は、可能性ですね。こんなにも嬉しいものかと思いました。二年目、大事に見守りたいと思います。

今年1月頃に植えた木いちごが、植えた時は、まだ蕾で、お家の端っこみたいなところに植えたのですが、先日様子を見てみると、パッと元気よく芽が出ていました。少し、暗い雰囲気だった、家の端っこに、お楽しみスポットが誕生しました。とても嬉しい限りです。こちらも、丁寧に見守りたいと思います。
と、こんな感じで、出来るところから、庭いじりを楽しんでいます。

最後は、また春の食のおはなし。先日、地元のスーパーで「ひろめ」が売り出されていて、そろそろそんな季節か…と思ったものの、まあ、わざわざ食べなくてもいいかと思ってしまったことがあったのです。
「ひろめ」は、海藻の一つで、ワカメとは違う、シャキシャキとした食感、和歌山・田辺の春の風物詩です。
それから、ちょっとして、知り合いの方のSNSを見ていたら、ひろめのしゃぶしゃぶをしている動画が上がっていて、「あ、やっぱり食べたい」と。なんて分かりやすい私でしょうか。笑

(※色々写ってしまって、全然綺麗な画じゃなくてごめんなさい…笑)
早速、買ってきて、湯豆腐と一緒に食べたのですが、ひろめは、しゃぶしゃぶすると、昆布のような土色だったのが、とっても綺麗なグリーンに変化するのです。
Uターンして帰ってきたすぐの頃は、それが嬉しくて、よく食べていたのですが、久しぶりに食べると、そういえば、ここ最近、食べてなかったなーとじわじわ思いました。
やはり、その時の、地元の旬を味わうのは、素晴らしいことですー。旬が丸ごと頂ける、それは究極の贅沢です。今の歳になって思いますが、豪華な晩ごはんではなくても、旬の晩ごはんを、日々重ねていけたら、それだけで十分、贅沢ごはんだなあと思います。
なので、「ひろめ」を知ってほしい、食べてみてほしい、というのが半分、みんながそれぞれの地元で採れる、その時の旬のものを、毎日楽しめていたら、それはとっても素敵なことだなと思っています。