春の嵐

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

新年度が始まりましたね。

この春から環境が変わった方も、そうでない方も、心機一転の季節です。今年度も、わたしの住む上秋津での出来事などをマイペースに更新してゆきますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、最近の田辺は暑い日もあれば寒い日もあったりと、安定しない気候が続いています。ちょうど季節の変わり目のような感じで、気候と同じくしてお天気も安定していません。

このような天気の影響で、田辺では4月に入ってからたびたび雹が降っています。この時期に雹が降ると言うことは、そう、昨年に引き続いて生育中の南高梅が、またも雹害を受けてしまいました。

庭に積もった大量の雹を見て、ため息が出ました。最近降ったものは、大きいものではわたしの手の親指の爪くらいの大きさ程のものもあって、昨年よりも傷の度合いも深刻なものになっています。

わたしが知っている限りですが、お隣のみなべ町から本州最南端のある串本町までのかなり広域な範囲で雹害が確認されているようです。

天候をコントロールできない農家と言う仕事では、予期せぬ自然の力に打たれることも珍しくありません。

しかし、梅のなりが少ないに加えて、二年続けての雹害。。。農家としては本当に悲しい。。。

と、落ち込んでばかりもいられません。気分を切り替えてこの時期の大切な仕事のひとつである、柑橘苗の植え付け作業も行なっています。

今回は古くなった八朔の木を伐採した跡地に、「日南一号」を植え付けました。温州みかんの極早生品種で、宮崎県の日南市で生まれた品種です。

この畑はメインが日南の畑なのですが、畑の端に一本だけ大きな八朔の木が植っていたので、園地整理も兼ねて改植を行いました。

今まで長い年月を頑張ってくれた八朔に敬意を払いつつ、若い苗木をしっかりと土に植え付けました。まだ細く、支柱に寄りかかるような姿の苗ですが、根が張るのを見守る時間には、農業の希望があると感じています。

まだまだ雹の記憶が色濃く残る今日この頃ですが、より一層、畑仕事に精を出して行きたいと思います。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。