田舎の医療事情は?

都合で田舎の大塔地域と大阪を2週間毎に生活する期間を去年1年程過ごしました。
私が田舎生活をしているとの事を知った移住希望の同じ年代の方々から色んな質問を受けましたが、そこで一番多いものが「田舎での医療事情」でした。
都会と田舎では「医療格差」がやはりあります、通院時間の格差、診療科による格差が多いかと思いますが地方移住をする際は、あらゆるポイントを検討する中、特に移住先の医療体制は見逃せないポイントになるからでしょう。
そこで皆に説明した私の住む大塔地域の医療事情について紹介したいと思います。

地域には田辺市大塔富里診療所と田辺市大塔三川診療所があって、一週間に各日ごとに交互に診察があり水曜日だけが週ごと交互診察となっています。
診療科目は内科、外科、小児科で通院は大体の方はマイカーで行いますが、一人住まい等の方のために事前に申し込めば専用の巡回バスで送迎をしてくれます。

当然、入院、専門の診療が必要な場合は街の南和歌山医療センターか紀南病院の総合病院となります。
田辺市では特に国の特定検診を中心とした集団検診、補助で安価に人間ドック、脳ドックを受診できるなど検診事業は充実していますので、私みたいなシニアには頼もしいですね。
でも一点盲点となりがちなのが歯科検診です、特に定年をすぎると、歯や歯茎、入れ歯などの治療で頻繁に歯医者への通院が必要になるものです。歯の不調や病気は自然治癒しないため、必ず歯医者で診療・治療を受けなければなりません。
セカンドライフとして移住を検討する場合は、自宅から歯医者へ無理なく通院できるか確認しましょう。
いろいろ書きましたが基本は自分自身の健康管理で一番大事で、これは都会も田舎もありません。
移住して9年近く大塔の自然の中で暮らして来た結果、おのずとして規則正しい生活となり現役時代から引きずってきた不調も極めて少なくなってきている今日この頃です、自然からもらえる治癒はすごいですよ。是非実際に見学や短期滞在で暮らしを体験してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。