ようやく、恵みの雨
こんにちは。なかやまです。
相変わらず、田辺は毎日暑い日が続いています。この暑さに人間も参っていますが、畑の梅やみかんの木たちもヘロヘロです。
昨年ほどではありませんが、今年の夏もなかなかの干ばつで、先日ようやく纏まった降雨がありました。本当に、ほっとしています。

こちらはなかなか降りませんでしたが、石川県や熊本県では豪雨の影響でたくさんの被害がニュースで報道されていましたね。
最近は降らない時は全く降らなかったり、降る時は災害級に降ったりと、全国的に極端になっていると感じています。自然相手の仕事をしていると言うこともあって、これからの気候の変化が心配ですね。
さて、最近の農作業ですが、先月お伝えした柑橘類の摘果作業をメインに、草刈り、苗木への水やりなどなど、収穫時期のように時間に追われている訳ではありませんが、ほどほどに忙しくさせてもらっています。
先日は栽培している柑橘のひとつである、「せとか」へ、猛暑の中でしたが日焼け止めを散布しました。

せとかは、清見にアンコールを掛け合わせたものに、更にマーコットを掛けて誕生した柑橘です。アンコールやマーコットも糖度が高い品種ですが、それを日本で栽培しやすいように更に改良を加えた品種で、2,001年に品種登録されました。
メディアでも、柑橘の大トロ、柑橘の女王、などなど、よく取り上げられており、近年かなり知名度が上がっている品種のひとつです。なぜかと言えば、やはり甘み、食感、ジューシーさを兼ね備えた、食味の良さからだと思います。
ここまで聞くと3つの品種の良いとこどりで最高の品種です。ですが栽培すると、病気に弱い、トゲがたくさん出る、皮が薄くて冬場に凍りやすいなどなど、栽培に手間暇かかる品種になります。
夏場には日焼けもしやすい品種なので、今回散布した日焼け止めなどの日焼け対策も必須になります。要は、従来の柑橘栽培にプラスアルファで、やらなければいけない作業がたくさんあるんです。

収穫は来年の2月下旬頃なので、まだまだ先は長いですが、手間暇かけた分、美味しくなる事を願って、今日も作業に励みたいと思います。
では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。
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