またまた、恵みの雨

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

田辺はひと月前を思えば随分と過ごしやすい気候になっています。日中は暑い日もありますが日差しが柔らかくなっています。

先日、中秋の名月にてお月見をしましたが、夕方以降はかなり涼しくなり、より秋めいてきました。

夏の間もなかなか雨が降りませんでしたが、秋になってからも田辺は雨が少なく、農家からすればひと雨欲しいところ。。。先日、やっとまとまった雨が降りました。恵みの雨でした。

温州みかんだけの事を言えば、この時期には降雨が少ないほうが、糖度が上がったり、病気が出にくかったりと、プラスに働く事が多いです。

ですが、もっと後に収穫を迎える不知火(デコポン)やせとかなどの晩柑類は、この時期に雨が必要で、降雨が少ないと果実が大きくならなかったり、減酸しずらかったりと、マイナスに働いてしまいます。

みかんと晩柑、同じ柑橘類でも正反対な面もあります。自然が相手なだけに、なかなかコントロールできない部分もありますが、今年はどうなりますやら。。。

さて、最近の農作業ですが、相変わらず我が家では極早生みかんの収穫作業が続いています。九月中旬からずっと収穫していますが、品種はまたまた変わって、今はゆら早生を収穫中です。

ゆら早生は和歌山県の由良町生まれで、極早生種の中でも糖度が高くて美味しいと、近年注目されている品種です。

この畑のゆら早生は植えてから5年目の若造なので、まだまだ本来の美味しさではありませんが、少しずつ味も良くなってきているように感じます。

わたしは頻繁に見ているので変わらないように感じていますが、木も年々大きくなっているのか、収穫量も増えてきました。

みかんは植えてから本格的に収穫できるまで、十年くらいかかります。なが〜い投資の期間が必要な品目です。

五年後には忙しくなっていると良いのですが。。忙しすぎても困るかも。。。笑

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部、上秋津出身の30代。四年生大学卒業後、Uターンして田辺にて就職。のちに家業である農家を継いではや十年。冬の定番「温州みかん」、柑橘界の女王「せとか」などなど、いろんな柑橘類をメインに、紀州南高梅も栽培中。県内津々浦々、海や川で釣りもしてます。インスタグラムでも地域での暮らし、畑の近況などを発信しています。