私の秋の楽しみ方

Writen by 松本 麻佐子さん

私は、秋が好きです。

なんと言いますか「いよいよ夏が終わってしまった」感。朝晩のひんやり頬にあたる風から、それを感じます。その感じが、何とも言えず、好みなのです。

早いかもしれませんが、ついに、こたつを出しました。まあ、私は寒がりなので、龍神村の中でも早い方でしょうけれど。笑

さて、ここ1ヶ月で撮った写真を見返していると、割と、秋らしいことを楽しんでいたので、その写真のまま、ご紹介しようかなと思います。

季節外れに、紫陽花の1輪だけが咲きました。これはこれでとても可愛かったので、記念に一枚。

さて、10月に入ってすぐくらいに、龍神の中をあまり散策出来ていないことに気づき、母と、龍神温泉方面の「曼荼羅の滝」に行ってきました。

季楽里龍神でランチを食べてから、龍神温泉元湯まで車で行き、そこから山道を20分ほど歩き、やっと到着。

これが、なかなかいい運動でした。

滝自体はとても大きいとか、高さがあるとかではないのですが、大きな一枚板のような岩盤がすごい存在感でお出迎え。

そこから、水が流れ落ち、「ザ・マイナスイオンー!」という感じで、とても心地よい水しぶきでした。

10月中ごろ、夏の間、これだけはサルに全くやられずに育った里芋を収穫しました。初収穫です。

「葉が大きくても、あまりたくさんの実は無いよー」と前情報で聞いていたので、全く期待せずに掘りましたが、意外と、たくさん収穫できました。嬉しい限りです。

3本くらいしか植えていなかった中で、そのうちの1本がしっかり育っていたくらいなものだったのに、ほんと、よく育ってくれたと思います。

早速、その日の夜ごはんの豚汁に入れました。旦那さんに、「うちで採れたやつだよっ」と、これ見よがしに自慢しました。笑

秋の味覚で、もう一つ。

地元・龍神で採れた栗を、栗の渋皮煮にしました。鬼皮を剥くのが、とても大変なのですが、ねんいちだけの楽しみ&苦労、、、と思って、去年から作り始めてます。(1回だけと決めたら、逆に割り切れて楽しめますよ!おすすめです。)

そして、今年は、事前にいろいろ調べて、一旦、冷凍すると、鬼皮がとても柔らかくなるとのことで、今年はそれを実践。

去年よりは、とても楽にできました。先人の知恵とは、ありがたいものです。

あとは、仕事のつながりで、たまたま農家さんのお家にお邪魔したところ、帰り際に、「あんた、柿は要らんかい?ちょうどいい、柿採り体験もさせてあげよう」と半ば強引に誘われ(笑)、初めて、柿採り体験をしました。

農家のおばあさんのお家の横に植っている柿の木には、鈴なりに実がなっていて、聞くと、「今年はサルにやられんかったんよっ」と仰っておられました。

どことも、サルと人間の戦いなのかあ…と妙に納得してしまいました。

この記事を書いた人

松本 麻佐子さん

田辺市龍神村出身。高校から村を出ていたので、10年ぶりの龍神村・田舎暮らし。家具屋の長女。関大卒、大阪での広告代理店勤務を経て、26歳の時にUターン。家業の「道の駅龍游」と「G.WORKS」を行ったり来たりの日々。どこに住んでも、いいとこ、あかんとこあると思ってます。でも、できるだけ「いいとこ」を見つけて、日々過ごしたい。このたなごこちライターを通して、私自身も地元の新しい発見ができたらと思っています。