春本番の畑から

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

こちらは朝夕は寒く感じる日もありますが、日中はずいぶん暖かくなって汗ばむくらいで、すっかり春らしくなってきました。

わたしの住む上秋津(かみあきづ)という地域は、比較的海に近い立地条件もあってか、広域な田辺市の中では年間を通して暖かいほうだとおもいます。毎年5月のゴールデンウィーク頃からは、昼間は半袖半パンで過ごせる感じでしょうか。(あくまでわたしの感覚ですが、、、)

反対に、寒くなってくるのは11月下旬頃からですが、1~2月の真冬時期でもほとんど雪は積もりません。行く場所にもよりますが、車のタイヤも年間通してノーマルでOKです。積もったとしとしても3センチ程度かな?

なかなか積もるほど降らないため、子どものころは晩のうちに雪が降っていると、「明日は雪だるま作れるかな」と、ワクワクしたものですが、大人になった今は農家と言う職業柄、「みかん凍らんといてよ・・・」と心配になり、ヒヤヒヤしながら過ごしております。

冬本番になると、豪雪地帯での雪掻きの様子がニュース等で流れますが、そういった地域での「生きてゆくための作業(労働)」はこの地域にはありませんので、すごしやすい気候かなと感じています。

さて、日々の農作業では、先日紹介した「そらまめ」が収穫の最盛期を迎えております。

最盛期を迎えたそらまめ

栽培方法は人によって様々ですが、わたしの場合は一節に2つ実を着けるよう手入れをしており、合計14~17節くらいまで実を成らして、下から順番に大きくなったものを収穫してゆきます。

その年にもよりますが、5月上旬頃まで収穫がつづきます。


食べ方は、シンプルにサヤごと火にかけて蒸し焼きにするのも豆本来の風味を楽しめて良いのですが、同じく春ならではの野菜を使った「そらまめと新玉ねぎのかき揚げ」が、より一層旬を感じられるため、個人的にはイチオシの食べ方です。

そらまめのほっこりした味わいと、新玉ねぎのシャキシャキとした食感がアクセントとなって食欲をそそります。ちくわなんかをプラスしてもいい感じです。

そらまめと新玉ねぎのかき揚げ

かき揚げにする場合、そらまめは一度湯がいたあとに豆表面の薄皮を剥いておくと、食べた後に皮が残らないので良いと思います。



また甘いものがお好きな方は、餡にそらまめをつかった「ずんだ餅」も、素朴な味わいでオススメです。

ぜひ、ためしてみてください。

我が家の「ずんだ餅」

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。