ど田舎ではございません。〜市街地〜
何を隠そう、田辺市は近畿地方で一番面積が大きい市です。
山奥や、川の近く、温泉の近く、みかん畑に囲まれた環境など、市内のどこに住むかによってライフスタイルが大きく異なるのも面白いところです。
和歌山の田辺に移住というと、多くの方は自然溢れる山の中のようなところをイメージするかもしれません。
確かに、私が現在住んでいる市街地からも山々は見えていて、包まれているような安心感はしっかりあります。
しかし、田辺の市街地は、串本町出身で田舎育ちの私にとっては、「結構都会やわ〜」と思うのです。
実際のところ、兵庫県から移り住んでも、特に不自由は感じていません。
例えば、
「都会暮らしだけど、
田舎生活に憧れはあるし、
自然豊かなところで暮らしてみたい、
でも虫は苦手だわ〜、
買い物もしたいし、
たまには外食もしたい、
医療や学校も整っていてほしいの…」
というような、移住の資格なしじゃ!と厳しいお声が飛んできそうな要望(これは私の要望かしら…)にもピッタリの環境だと思います。
そのように適度に都会的な市街地ですが、なんと、駅から徒歩約10分のところに海水浴場があるのです!
駅から徒歩でビーチに行けるって、かなり魅力的ではないでしょうか?!
さてさて、田辺市にやってきて2年が経ちましたが、1年目の私の日々の生活はというと、「移住前と変わらん」というのが現実でした。
ご飯を作る。
買い出しをする。
かまって君の1人息子と一日中べったり。
会話相手は夫と息子。
という育児中心の生活は、移住前も後も、驚く程同じだったのです。
しかし、田辺に移住してきてよかったなと実感できた最大の変化は、息子との散歩コースに前述の海水浴場「扇ケ浜」が組み込まれた事でした。
私の移住における一番の優先順位だった、“ 海の近く ”という念願が叶い、何度行っても飽きる事はなく、「海、最っ高〜」と、潮風に吹かれ、ウットリ幸せを噛み締めるのです。
また、息子もしっかりDNAを受け継いだようで、砂の感触を楽しみ、暑かろうが、寒かろうが、海水と戯れることを心底喜び、帰宅の際には「うーみーーー!!!うーーみーーーっ!!!」と絶叫、号泣。
永遠に海にいたい鼻たれ小僧を、毎回連れて帰るのには息切れ気味ですが、息子が海を楽しんでいると、私もやっぱり嬉しいものです。
(ちなみに、息子はよく、自分は亀だったと教えてくれます。この海に捧げるピュアすぎる愛、あながち嘘ではないのかも。。。)
そして。
田辺生活が2年目に入り、四六時中一緒だった息子が幼稚園に通い出したことで、育児オンリーだった私に「田辺でのひとり時間」という魅惑の時間が与えられることになったのです!
私の田辺ライフは、移住して心機一転生活が激変!というよりは、少しずつゆ〜っくりと進んでいる最中です。
(もしかしたら、亀だったのは息子だけでなく、かあちゃんも??)