祭りの中止と、梅雨の日々

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

田辺は梅雨の真っ只中で毎日ジメジメしていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスの影響でしばらくの間、様々な活動が自粛続きでしたが、地域の小規模な集まりなどは換気やマスク着用などの感染予防対策を講じながら、徐々に再開されつつあります。


しかし、すこしショックな出来事が、、、

毎年扇ヶ浜にて秋(毎年10月頃?)に開催されている、田辺を代表するお祭り「弁慶まつり」が中止になってしまいました。

この祭りは田辺市出身の偉人の一人である武蔵坊弁慶・むさしぼうべんけい(牛若丸のお話しに出てくる豪傑です)にちなんだお祭りで、その中のイベントのひとつである「紀州弁慶よさこい踊り」では県内外から大人、子ども関係なく沢山の踊り子が集結し、毎年会場を賑わせます。

例年であれば娘の通う上秋津幼稚園も出場し、ステージで踊るちびっ子達を見て盛り上がるのですが、やはりコロナの感染拡大が懸念されるようで、中止せざるを得なくなってしまったようです。

昨年の様子、みんな衣装もビシッとキメて一生懸命踊っています

夜には花火も上がるため、娘もとても楽しみにしていたお祭りだったので残念ですが、今年ばかりは仕方ないかな、、、


さて、日々の農作業では梅の収穫もラストスパートといった感じですが、先日近隣の小学校である上秋津小学校の生徒たちに向けた農業体験学習に、JAの青年部として参加してきました。

選果や梅干しづくりの説明を熱心に聞く小学生たち
選果や梅干しづくりの説明を熱心に聞く小学生たち

上秋津小学校では、この地域に代表される産業である「農業」を知ることを目的に5、6年生を対象として農業体験学習を行なっています。

5年生はみかんについて、6年生は梅について一年間学習するようカリキュラムが組まれているそうで、今回は6年生たちの梅収穫・梅ひらい体験でした。

一通り梅ひらいを終えたあと、近くの農家さんの作業場にて選果の様子や梅干しづくりの工程を見学させてもらい、最後は小学生からの質問タイムです。皆、思い思いの質問をぶつけてくれました。

年に数回こういった機会があって小学生からの質問に答えるのですが、子どもたちにわかりやすく答えるのは簡単なようでなかなか難しく、いつもどうやったら分かりやすく伝わるかな、と考えさせられます。

たまにビックリするような質問が出て、例えば昨年、「どうしてみかんは丸いんですか?」と聞かれましたが、集まった農家の誰も答えられませんでした。笑

ここ田辺に限ったことではありませんが、農家も高齢化や後継者不足で、昔に比べると農業者の数は少なくなっています。

個人的には、農業はやりがいもあり、サラリーマンと違ってある程度自分のやりたいようにできる良い仕事だと思いますが、ご近所でも跡継ぎのいる農家は少なく、少し寂しく感じます。

次の世代を担う子どもたちに、農家の仕事を身近に感じてもらい、少しでも興味を持ってくれれば、と感じているので、これからも微力ながら協力させてもらいたいです。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。