長い梅雨の日々

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

梅雨前線の停滞により田辺も毎日のように雨続きです。

九州方面では今回の前線停滞による豪雨で川が氾濫するなどの被害が出ていますが、和歌山県内ではそこまでは降っていないにしても、こんなに毎日雨ばかりの年は私も初めての経験です。

災害が起こらない事を祈るばかりです。


さて、我が家の最近の出来事としまして、家族で七夕のお飾りを作り、飾り付けを行いました。

雨のため、残念ながら室内で鑑賞です

七夕の日である7月7日は、田辺では梅雨の真っ只中です。

おおよそですが6月10日頃に梅雨入りし、7月20日前後に梅雨明けを迎えるのが例年のパターンなので、天の川が見られる事は少ないのですが、昨年は日頃の行いが良かった?のか、運良く天の川を見ることができました。

しかし今年はあいにくの雨で見ることができず、お飾りも室内に飾る感じになってしまいました。

今年は雨ばかりなので湿気でジメジメはしていますが、太陽が照らないぶん暑くはなく、割と過ごしやすいです。が、田辺は梅雨明けすると一変して一気に暑くなるので、早く明けて欲しい反面、暑さが心配なところです。

あと、台風も通り道のため、ちょこちょこ来ますよ。。。


話は変わりまして、日々の農作業では梅の収穫は無事終わりましたが、今は主に柑橘類の摘果(てきか)作業を行なっています。

摘果とは「間引き」のことです。

みかんなどの柑橘類は5月上旬に花が咲き、今は小さな実が沢山ついている状況です。

今年はみかんの花が開花する前後に雨が少なかった影響からか、果実が大きくなる過程で自然に実が落ちる「生理落果」と呼ばれる現象が例年より顕著で、収穫量が少なくなってしまわないか?と、農家の間では心配されています。

9月に収穫予定のみかん、今はまだまだ小さいです

たくさん実ったうちのその中で、育ちが遅れたものやキズがあるもの、形のおかしいものを早い段階で間引いてしまうことで、残った実に栄養が十分に行くようにします。

この作業を怠ると、秋からの収穫シーズンに小さい果実ばかりになってしまい品質が下がってしまうため、とても重要な仕事のひとつです。

摘果後のみかんの木の下

ですが、単調な作業なので結構根気もいります。。。

収穫を迎える秋までの間、何百、何千個ものみかんを、大きさなどを確認しながら、ひとつひとつ延々と間引いてゆきます。まさに自分との戦いですが、今シーズンも美味しい立派なみかんができるよう、日々作業に励みたいと思います。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。