龍神村の夏

毎年、夏と冬は埼玉県の実家に帰省します。

しかし、今年は移住８年目にして初めて夏休みを龍神村で過ごしています。

「避暑地の龍神村から猛暑の埼玉県に行くのはもったいない！　龍神の夏は楽しいよ！」と、周りから何度も言われていました。

長雨がやっと終わり、夏本番。
初めての龍神村の夏の感想は「セミの鳴き声があまり聞こえない」ということです。

実家では朝６時前からミンミンゼミのミーンミーンという鳴き声が非常にうるさく、それが「夏休み」をより一層引き立てるものでした。

しかし、今私たちが住む家の周りではほとんど聞こえません。ミンミンゼミは皆無、かろうじて他のセミの鳴き声は聞こえます。本当に控えめです。

これは私たち家族にとってオドロキの発見なのです。山なのだからセミがたくさん鳴いてしかるべきと思っていたのに・・街路樹のほうがセミは住みやすいのでしょうか？平野のほうが住みやすいのか？杉の木だらけだから？種類によって違うのか・・今度、調べてみようと思いました。

今年初、けたたましいミンミンゼミの鳴き声を聞いたのは、東京発の朝のテレビ番組でした。お天気お姉さんが外で中継をしている時で、その鳴き声を聞いて家族全員で「ジジとババの家、思い出すね。」なんて話しました。

さて、龍神村の夏、龍神キッズが楽しみにしていることは川遊びだそうです。

龍神村には大きな日高川が流れていますが、支流もたくさんあります。

すでに今年は支流で川遊びを３回しました。
支流は本流に比べて水温も低く、水遊びをするには寒いようです。３０分も水に入っていればガタガタ震えてしまうので、時々日向ぼっこをしながら、川を楽しみます。

透明度が高く、川面からも魚が見えます。

コケの生えた木の根が飛び込み台。
まるでジブリの世界です。

５年生の息子もクラスメイトの飛び込みを見て、人生初の川へのダイブをしました。母としては、一つ大人の階段を上った息子を見た気がします。

１年生の娘も浮き輪をしながら川の流れに身を任せて、小魚に囲まれるのを楽しんでいました。

龍神村の夏は短いです。

今年は学校のプールも中止なのですが、こうやって気軽に川に遊びに行ける龍神村の夏は素晴らしいなと実感しています。

帰省ができないのは家族全員で残念で仕方がないのですが、それを払拭するくらい楽しい思い出を龍神村で作りたいなと思っています。

※子供たちが川遊びをするときは必ず大人の方が目を離さないようにしてくださいね！

追伸
8/11、1匹ミンミンゼミの鳴き声が聞こえました！