趣味の話

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

9月に入り、田辺は少しずつ涼しくなってきました。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、田辺祭り、弁慶祭り、白浜花火大会、地域の盆踊りなど、夏ならではのイベントは軒並み中止となってしまいました。

どこかへ遊びに行こうにも人混みを避けたりと、何かと気をつかう日々ですが、今日はわたしの遊び(趣味)の話しでもさせてもらいます。


わたしは釣りが好きで、一年中何かしら釣りに行っているのですが、夏の釣りといえば、、、

少々小ぶりですが、、

鮎の友釣りです。

みなさん釣りの経験はあると思いますが、鮎の友釣りとなると馴染みのない方も居られると思うので、どんなものか簡単に説明させてもらうと、、

①まず、縄張りを持った野生の鮎がいるとします。
(アユは石に付いたコケを食べます。コケを独占したいあまり、一定の縄張りを持って生活しています)

②そこへ釣り人が、針をつけたオトリアユを侵入させます。

③野生のアユはオトリアユを追い払おうとして体当たりしてきます。

④針に野生のアユが掛り、それを釣り上げます。

釣り上げた天然鮎

といった流れで、エサではなく生きたオトリアユを泳がせて釣る、ちょっと変わった釣り方をします。

和歌山県は自然が豊かなため綺麗な河川が多く、天然の鮎も多く遡上します。県内では10以上の河川で鮎釣りを楽しむことができ、田辺市で括れば、日高川(龍神村)や富田川、そして熊野川などがあります。(鮎釣りには各漁協の遊漁証が必要です)

友釣りが解禁されるのは全国的には6月頃からですが、日高川などの一部の河川は毎年5月1日からと、他の河川より約一月も早く解禁します。日本一早い解禁を謳っており、シーズン初期から県内外問わず、多くの釣り人たちで賑わいます。

その年の気象状況や河川、場所によって多少異なりますが、だいたい10月一杯頃までは友釣りが楽しめます。(あんまり遅い時期までやると、川の水が冷たくなってきて寒いです)

釣り自体も楽しいんですが、自分以外は誰もいない場所で釣りをしたりもするので、その自然の景観が雄大でとても美しく、本当に癒されます。

川の風景

そして、美しい水で育った天然鮎の味はまた格別です。

和歌山の特産である紀州備長炭で焼くと尚良しです。

備長炭で焼く天然鮎

今回は釣りの話しでしたが、もちろん川遊びだけでも十分楽しめます。

現在はコロナ禍の為なにかと難しい部分もありますが、終息した折には是非、自然豊かな和歌山へ川遊びにいらしてください。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。