秋の香り

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

朝晩は肌寒く感じる今日この頃、我が家のキンモクセイ(金木犀)が花を咲かせて庭中に甘い香りを漂わせています。

皆さんも、あちこちで庭木として植えられたものをよく目にされると思います。もともとは中国が原産で日本には自然に分布しておらず、江戸時代に日本へやってきたものらしいです。

このキンモクセイの花の香り、個人的には秋を感じる好きな香りですが、たまに「トイレの匂い」と言う方が居られます。それもそのはず、トイレの芳香剤はキンモクセイの香りを真似て作ったんだとか。。。

開花時期は、わたしの住む上秋津周辺では10月中下旬ですが、さくらなどとは反対に気温が高いほど開花時期は遅くなると言われています。

10月上旬頃、わたしの住む地域よりも少し涼しい龍神村を訪れた際に、満開のキンモクセイの木を見かけました。農業をやっていても感じますが、やはり植物は気温の変化に正直ですね。

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さて、日々の農作業では我が家では極早生みかんの収穫も一段落し、収穫が終わったみかんへ来年のために礼肥(れいごえ)をやったり、畑の草刈りをしたりと、あれこれ作業を行なっています。

そんななか先日、JAの青年部として近隣の小学校の農業体験学習へお手伝いに行ってきました。

小学生への農業体験学習は定期的に開催されており、今回は5年生を対象としたみかん収穫体験です。

収穫するみかんは「日南一号」(にちなんいちごう)と呼ばれる品種で、10月下旬ともなると、より一層色づいてきて美味しそうです。

この日南一号、名前のとおりですが九州の宮崎県『日南市』の試験場で生まれたもので、甘みの中にも酸味があり、田辺管内でも広く栽培されている品種の一つになります。

あまり遅くまで木に成らせておくと皮が浮いてきて品質的に良くないのですが、まだ大丈夫そうです。

今回はあいにく雨の中での作業でしたが、みんなハサミを片手に張り切って収穫してくれました。

これからの将来を担って行く子どもたちが、自分たちの仕事である農業に興味を持ってくれる事は嬉しく思います。

今後、この子たちがどんな仕事につくかはわかりませんが、自然と触れ合った経験が何かの折りに役立ったり、よい思い出として残ってもらえれば良いなと感じています。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。