山奥の田舎生活は水も自分達の手で

Writen by 杉原 功修さん

大阪の友人達からオンライン呑み会の誘いがありました。

久々に顔を見ると私も含め特に髪の毛に進歩の跡が。。(笑)

私がSNSで発信している日々の生活の話題で水事情の話となり、説明すると一同「都会では考えられない!」とビックリされてしていました。

これから山奥の田舎暮らしを考えている方にと思い、平瀬での水事情について書かせて頂きます。(他地域は調べてない事をご理解願います)

40年前までは各自で近くの川、山の沢からホース等で水を引っ張って生活水を確保していました。 

当然水質にはバラツキがあり、保守・補修も大変なので35年前に皆で資金を出し合い水道事業組合を作り、行政の補助を受け『簡易水道』の設備を設けて現在に至っています。

『簡易水道』とは、法律の分類上、規模が小さいだけのもので、基本的に設備の構造は上水道(都会の水道)と同じものです。

山から湧き出てくる水が大切な水源です

この水道設備の維持が結構大変です(私は楽しいですが。。変かな?)

6km先の山奥にある水源地の沢の堰堤から伸びる給水管、水量60tのろ過・配水設備と50戸の家屋への配水管が対象です。

維持のため、故障や水路の水漏れ対応はもちろん、毎月1回の水源地清掃・配水設備までの給水管確認・泥抜き作業、ろ過・配水設備の清掃があります。

大雨や台風の後は水源地までの道は落石や倒木があり、普段20分程度の道が1時間かかることも。。

特にこれから冬なので清掃は辛いです・・(涙)

大変ですが、水質検査に出して検査員の方から「良質です、蛇口から最高のミネラルウォーターが出ていると思ってください」と言われた事が嬉しいですね~。

山奥の限界集落の田舎生活は、何でも自分達で行うのが基本だと思います。

大変ですが都会では得られないものが有ると、4年間住んで感じる日々です。

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。