立冬過ぎて

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

立冬を迎えて暦の上ではもう冬ですが、日中はまだまだ暑い日もある今日この頃です。

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先月の話ですが、娘が幼稚園で栽培されたサツマイモを収穫して帰ってきました。

娘曰く、たくさん掘れたそうで、とても喜んでいました。これも一重に菜園を管理して頂いている幼稚園の先生方や用務員さんのおかげです。

サツマイモは我が家ではよく天ぷらにして食べますが、今回はスイートポテトと大学イモを作りました。

サツマイモの甘さが引き立っていて、どちらも美味しくいただきました。

他のライターさんも書かれていますが、田辺は市街地が近いとはいえやはり田舎で田畑も多いため、秋になれば今回のサツマイモの他にもみかん、栗、柿など、季節折々の旬の恵み身近に味わうことができます。

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さて、最近の農作業ですが、我が家では柑橘類の袋がけ作業を行っています。

この袋がけ作業の目的は色々とありますが、主にヒヨドリなどの野鳥に食べられないように、または冬の寒さで果実が凍らないようにと行います。

今、袋がけしているのは「せとか」と言う柑橘で、清見にアンコールを交配し、それにマーコットをさらに交配してできた品種になります。

ジューシーで糖度も高く、食味が良いことから最近巷では「柑橘の女王」や「柑橘の大トロ」とか呼ばれています。ちょこちょこTVやネットで紹介されたりするので、ご存知の方も多いのでは?

収穫は来年2月下旬頃とまだまだ先になります。

ですがこの品種、病気や日焼けに弱く、皮がとても薄いため寒さによる凍害の心配があったり、枝からトゲがたくさん出たりと、なかなか手のかかる品種です。

このトゲが厄介で、剪定や収穫、袋がけの際にチクチクと刺さってかなり痛いです、、、

地面に切り落とした枝でも、トゲを切っていないと長靴くらいなら平気で貫通してしまうくらい鋭いです。わたしも何度も痛い思いをしました。。。

ちょうどJAの新規採用された職員さんが研修に来てくれたので、この袋がけ作業を体験してもらいました。皆、初めての経験だったそうですが、トゲに痛い痛いと言いながらも手際良く頑張ってくれました。

農家の苦労も、少しはわかってもらえたかな?笑

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。