暮
冬です、温泉が恋しいのですが・・・。
新年早々全国的な寒波により、ここ大塔地区も雪です。
こんな寒い時は温泉に入り温まるのが一番です。
ここ大塔地区には「富里温泉 乙女の湯」があり、例年なら皆さん温まりに行くのですが。。今年はコロナ禍の為に閉鎖されています。
この湯は昭和62年成立の「ふるさと創生」の資金で掘られました。
当時、古くからあった鮎川温泉が廃れたこともあり、新しい温泉を掘り当て観光資源にと旧大塔村が考え掘削しました。
地下1300mまで掘り進めた所で、28度のアルカリ性単純温泉が毎分680リットル自噴を始めました。
名称は公募の結果、乙女の寝顔に似た山容の伴作嶺(はんさみね)の麓から出る温泉から「乙女の湯」に選定されたそうです。
泉質は神経痛、筋肉痛、美容にも良いそうで、温泉として派手では有りませんが地元の人や近隣の山へハイキングに来られた方々に愛されています。
温泉施設の横の蛇口や源泉施設では温泉水が無料で汲む事が出来ます。
お茶、コーヒーに使われる方が多いですが、「おかいさん」(茶粥)をこれで作ると美味しいです。
ところで伴作嶺は、旧大塔村が誕生するまでは「大人の寝顔」(おおびとのねがお)と呼ばれていましたが、いつの間にか「乙女の寝顔」に変わって行ったそうでです。
里が平和な証拠かもしれませんね。
田辺市へ移住をお考えの方、ぜひ大塔地区にも足を運び、豊かな自然のある山里の良さを感じてください。
猪、鹿、猿、地元の人皆で待ってま~す。