春の足音

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

2月に入り立春を迎えましたが、最近の田辺は昼の間は少し暖かいものの、朝晩はまだまだ冷える日が続いています。

もうしばらくの間は冬の日々が続くとおもいますが、畑では少しずつ春の足音も聞こえてきました。

我が家の梅畑の開花が始まりました。わたしの住む地域では毎年2月上旬頃になると、この様に開花が始まります。今日、梅畑の様子を見に行くと梅の花の甘い香りがして、結実に必要な花粉を運んでくれるミツバチたちもブンブンと飛び回っていました。

皆さんが一番耳にするであろうメジャーな品種、「南高梅」(なんこううめ)は自家不和合性と言って、他の品種の梅の花粉がつかないと実が成りません。そのため、側に小梅などの受粉用の交配樹を植えたり、南高梅の木へ高接ぎをする必要があります。

昨年はいつもより随分と開花が早く、その影響からか記録的な不作の年となってしまいましたが、今年は平年並みの開花時期となっており、側に植えた交配樹も良い感じで咲いています。

この調子で今年は豊作になってもらえれば良いのですが、、、

さて、話しはかわりますが先日地域の土手焼きが行われて、その際の火災警戒作業に消防団として参加してきました。

この土手焼きは毎年、草や木の新芽が出ない春先のこの時期に行われており、河川敷などに余計な木々が育つ事を防いだり、害虫の住処を無くすためなどを目的に行われています。

この時期は季節風である北西風が強い日もあります。消防団として燃えてはいけない場所へ前もって放水したりと、十分に警戒しながらの作業になりますが、強風時は火の勢いや燃えるスピードも凄まじいものがあり、火の粉が他の場所に飛び火しないかヒヤっとすることもあります。

ですが今年は風も割と穏やかで、何事もなく無事に終えることができました。

この土手焼きに参加すると、個人的にですが「もうすぐ春か〜」という気分になります。河川敷もスッキリして、春を迎える準備ができました。

まだまだ空気が乾燥している時期が続くため、みなさんも火の元には十分注意してお過ごし下さいね。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。