土筆(つくし)

Writen by 杉原 功修さん

3月に入り山奥の平瀬も春の訪れが感じられる様になってきました。
地区内至る所に水仙が咲いています、それに対向するよう土筆(つくし)が田畑やあぜ道沿いに出てきました。

3月平瀬は水仙があちらこちらで咲いています

子どもの頃は、春になれば、ある日突然、「これでもかっ!」と大量に地面から顔を出した土筆を見ると、毎年それを一生懸命に摘んだものです。

今年も畑に沢山の土筆が出てきました。

土筆摘みには、多少の熟練が必要で。。。(笑)

土筆のあるあたりで、まずはカラダを低い体勢にとる。
虎視眈々と辺りを眺めます。
大きいつくしだけを採りつつ前進して、小さいのは後の人のために残すが。。基本。。かな。
持って帰った土筆の袴を母と取り、料理してもらい食べた事を思い出します。

これの袴取りが一番面倒です、灰汁で手が黒くなります

今年も土筆を採り料理しました、卵とじ、きんぴら、佃煮と色んな料理方法は有りますが、私の一番は卵とじです。
少し苦みがあり大人の味ですね(笑)。

土筆を卵とじに料理しました、私のおふくろの味です

土筆は英語で「Horsetail 馬の尻尾」と聞いた事があります、日本の名前「土筆」に対して「馬の尻尾」??、外国のはやや大柄なのか。(笑)

花は咲かない土筆ですが、花言葉が有るそうです。
「努力」、「向上心」、「意外」、「驚き」です。

土筆は春になると土の中から顔を出し、そしてまっすぐに伸びていきます。
生長が早くどんどん土の中から出てくる土筆は、その様子から「努力」、「向上心」という花言葉がつけられました。

土筆を食べる終わる頃から今年の畑仕事、薪割り他が始まります。
今年も向上心を持って頑張ろう~!

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。