今年も始まった薪割り
新たなアイテムで劇的な変化が

Writen by 杉原 功修さん


大塔の山々は、椎木の若葉で躍動感があふれています。
地元の方はこれを「山が笑う」と表現されます。 なるほど樹が暖かくなったと、歓声が湧き出てるように思えます。

地元の方が言われる笑う山々です。


前に紹介しましたが、移住以来この時期は冬の準備で薪ストーブ用の薪割りでが忙しくなります。
薪割りの工程は、

 ①玉切りした木を運搬する
 ②その木(玉切り)を台に乗せる
 ③斧を持ち上げ、距離を取る
 ④斧を降り下ろし割る
 ⑤倒れた木(玉切り)を再び台に乗せる
  (木(玉切り)が転べば、再び台に乗せて、また距離を取る
 ⑥移動するか、斧を降り下ろす向きを変えて再び斧で割る
 ⑦割れて邪魔な薪をどける
 ⑧割れた薪を拾って運搬する
 ⑨薪棚に入れる

以上です。

今年は玉切りした運搬を手伝って頂きました、家で薪割りですが。。。


薪割りで苦痛なのは、割ろうとした木(玉切り)が倒れて再び台の乗せ直すの事で、これがとても苦痛です。
また、斧を使うには台との距離を取るので、台と斧を使う場所を何度も移動します。
割れなければ、何度も斧を振り上げ、その度に木(玉切り)が倒れてしまいます。
特に、太い木(玉切り)でない限り木は度々倒れます。
これなので、かなり日数がかかり重労働なんです。。終わったら腕、肩、腰がシップだらけで暫く何も手がつかなくなります。
今年も準備が終わり、ため息を付いていると、その姿を見た近所の区長さんが「これを使い」と、薪割り機を貸してくれました。
使ってみると。。何と!。。「速い」・「簡単」・「楽」でした。
3日はかかると思っていた作業が1日で完了、返却時区長さんが「また必要な時は使って良いよ」との有難いお言葉が。
今年から新しいアイテムが加わり、薪割りも次回から楽になります。

見かねた区長さんが薪割り機を貸してくれて。。ビックリのスピードで進みました!


振り返れば移住して5年目になります、今回の薪割り機もそうですが田舎暮らしをする上で皆さんからの助けで何とか暮らすことが出来てきた事に気づきます。
一番のアイテムは”共に助け合う”コミュニティだったんですね。

3日かかると思った薪割りが1日で終わりました~。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。