梅もひと段落して

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

前回の更新からまたまた少し期間が空いてしまい、久しぶりの投稿です。

今年の田辺は梅雨入りしたにも関わらず雨の日が少なく、夜中も肌寒い日が続いていました。なんとも梅雨らしくない感じで、個人的には過ごしやすかったのですが、7月に入った途端に連日の雨と蒸し暑さで、ようやく梅雨到来といった感じです。

日々の農作業ではこのひと月あまり、我が家では南高梅の収穫作業でバタバタと忙しい日々を送っていました。

相変わらず飼い猫は役に立ちません、、笑

昨年は凶作で収穫量が寂しい感じでしたが、今年は開花時期に天候が安定していたこともあってか、わたしの住む地域ではどの畑もたくさん実っていました。その分、いつもよりも少し小粒でしたが、、

知り合いの農家さんとの話しでも豊作だった方が多く、梅農家的には良い年だったのではないでしょうか。来年もこの調子で期待したいですね。。。

さて、梅の収穫も終わって一息つきたいとこですが、最近はみかんの間引きである摘果作業(昨年7月の記事を参照)に汗を流しています。

この時期は毎日みかん畑を歩き回るのですが、作業しているとちょいちょいコイツに遭遇します。

「ゴマダラカミキリ」と言うみかんに悪さをする害虫で、成虫はみかんの葉や枝を、幼虫は木の内部を食い荒らして木を枯らしてしまう厄介なヤツです。ちなみに「天牛」(てんぎゅう)とも呼ばれますが、これはここらの方言ではなくカミキリムシの中国名で、長い触覚を牛の角に見立てた名前だそうです。

今まで元気だったみかんの木で、急に勢いがなくなったり、枯れたりする原因の大半がコイツの仕業です。何年もかかって一生懸命育てた木も枯らされるため、みかん農家の天敵です。

内部を食い荒らされた木の断面

動きはそんなに俊敏ではありませんが、木にしがみついているのを見つけても、ちょっとよそ見をするとどこかへ飛んでいったり、葉の裏側へ周りこんで身を隠したり、音もなく木から落ちて草むらへ逃げ込んだりと、相手も命が掛かっているからか、まあ本当に上手いこと人の目を掻い潜って逃亡します!

みなさんもゴマダラカミキリを目撃した場合、お手数ですが直ちに捕殺願います。。あなたの勇気ある行動が、一本のみかんの木を救うかもしれません。。。笑

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。