またまた、また中止となった盆踊り
一年で一番山奥の平瀬が賑やかになるのは8月のお盆です。
お盆、そうです盆踊りがあるからです。
家を出て独立している人が久しぶりにお盆の時期に帰省し、盆踊りで旧友と再会したり、近所の人々と楽しく会話して踊ったりすることで仲を深められるからです。
なのに。。。今年もコロナ感染防止の為に去年に続き中止となりました。
降雨中止となった年をいれると3年連続となり寂しい夏となっています。
また、お盆に帰ってきた祖霊を慰める霊鎮め(たましずめ)であった盆踊り。
その歴史は古く、500年以上前までさかのぼります。
盆踊りのもとになったと言われているのは、一遍上人の時宗(仏教宗派の1つ)「踊り念仏」で、これが地方の風習と合わさり様々な変化を経て、現在の盆踊りになったと考えらえています。
大塔の各地区も古から盆踊り唄として「川崎」、「シテノ」、「ヤートコセー数え歌」、「おるいくどき歌」等で連綿と踊られて来ていましたが、近年になり人口の流失によりやめている地区も多くなっています。
ここ平瀬も一時期やめていましたが、平瀬盆踊り保存会を作り再開されています。
平瀬は「ヤートコセー数え歌」、「おるいくどき歌」が主で、両手に日の丸の扇子を持ち踊ります。
手のフリやステップは独自で、私は未だに踊れません。。
でも、盆踊りのセオリーと言われている、手よりも足の動きに重点を置いて振り付けられています。
これは「地上にいる人間が地面を踏むことで、お盆にお迎えしたご先祖様の霊を封じ込める」という意味の振り付けだそうです。
現在、踊りをシッカリ踊れる方が高齢等の理由で非常に少なくなってきています。
ですので、集会所で教習やビデオに撮って残そうとしていたのでこの3年の中止は痛手です。
工夫して何とか残して行きたいと思います。
盆踊りの開始を太鼓を叩いて知らせます。 櫓お組み立を地区で行います。
最後まで読んでいただいて有難うございます。