#17 子連れ移住事情
〜お母さんたちのお仕事編〜

Writen by さとこさん

今年の運動会は、晴天の中、子供の元気な姿を見れてよかったです。
縮小型でしたが、地域の方もたくさん来てくださり、終始賑やかで楽しいものでした。

我が家は、運動会が終わればハロウィンの準備です。
息子が、来年中学生になるのでハロウィンパレードは今年が最後になるかと思います。
私の「居場所」の象徴として始めた龍神村唯一のハロウィンパレード。
終わるのはちょっと寂しいです。
パレードしたい!という村キッズや又は、仮装がしたい!という村人がいたら来年もやってるかもしれません・・

ところで、この龍神村に住むお母さんたちはどんなお仕事をしているのでしょうか?
実は働き口がとても少ないですが、職に就いているお母さんたちは多いです。
例えば介護職。龍神村には高齢者施設が何軒かあります。

以前、「子連れ移住事情〜保育園編①」 (https://tanagokochi.jp/article/245/) で書きましたが、入園面接にお母さん方が、ジャージ姿で訪れたのを見て度肝を抜かれたことがありました。

今思えば、これには立派な理由があったのですね。

介護の場ではジャージを着ることが多いです。ですから、当時のお母さん方は仕事から抜け出して面接に来られていたのです。知らなかったとはいえ失礼なことを書いてしまったなと反省しています。

他は村内で飲食業、会社勤務、自営業、山を車で下りて街まで通勤される方も多いです。

私も村外の飲食店で働いていましたがコロナ禍で無職になり数ヶ月過ごしました。

このままではいけない!と一念発起し、クラウドソーシングの登録をしました。和歌山県では県をあげてクラウドソーシングを推進しています。

簡単に言えばクラウドソーシングは、サービスに登録して仕事を受注したら、出勤せずに自宅で働くことが可能になります。最近よく聞く「テレワーク」に似た形です。

そしてこの働き方は、子供が病気しがちだったり、長期帰省をする私にはピッタリでした。

しかし、私は、出勤してなんぼという形態が当たり前だった時代の人間ですから、クラウドソーシングにはなかなか一歩を踏み出せずにいました。

実は私と同じ気持ちのお母さん方も多いので、先日、田辺市の主婦の方とクラウドソーシングのお勉強をしたり近状報告をする会を開催しました。

ネット環境が整っていればパソコン一つでどこでも開催できるので、今回は山奥のほっこりとした古民家カフェに集合。

これぞ「ワーケーション」という感じです。

「山でワーケーションをする・みんなで情報を山分けする、分け合う場」としてこの会を

「やまわけ」と名付けました。

会社に勤めて毎日出勤していれば、誰かとおしゃべりしたりするのは当たり前。

でもテレワークになると家に篭りがちになります。

せっかく龍神村内にも田辺市全体を見てもネット環境が整っているカフェや施設も多くあるのだから、早く仕事を受注できるよう頑張って、たまには「やまわけ会」を開きたいと夢見ています。

この記事を書いた人

さとこさん

埼玉県出身。3年間の海外生活以外は実家を出たことがない。 子供英会話講師など英語に関わる仕事を続けて、友人の紹介でテレビ番組の翻訳業務に就き、テレビディレクターである今の夫と結婚。東京でのママ生活を満喫していた。ところが、2012年夏、夫の「龍神村へ移住したい」の一声で当時2歳の息子と3人の移住決定。今は長女にも恵まれ、親族も友達もいなかった関西の、しかも山奥での私の暮らしが続いている。