山奥で始まったサバイバルゲーム(サバゲー)事情。

Writen by 杉原 功修さん

日頃はのどかな風景の山奥の地区ですが。。急に爆竹の音が!
特に朝夕に鳴り響く事が多いです。


原因は里まで下りてきたサルを追い払うための音です。
ここ大塔地区は広範囲に山地と接する里ですので、シカ、イノシシ、サルなどの大型獣による食害などの被害が多く、特に最近増えてきています。
その中でも対策が非常に難しいサルの食害が無視できないレベルまで来ています。
先に移住された方も「この地区に移り住んだ13年前はサルの姿をほとんど見なかったが、5、6年前から頻繁に見かけるようになっている。」と仰っています。
農作物への被害は、米、野菜を作る意欲を低下させ、結果として耕作放棄地の拡大や、特に買物難民のお年寄りの大事な食料が無くなるため、喫緊の対策が必要です。
地区の方々と話した結果、地区として対策を検討することになりました。
対策は色々ありますが、他の地区で実績のある囲い罠(柵)を視察にいきました。
設置の方法、維持管理を色々聞きましたが、我が地区には銃猟の免許を持つ人がいないのと、高齢者が多い中、維持にかなり労力が必要な点を考えると現状では無理と判断しました。


他に方法はと、色々調べていく中で、効果が高い方法として”追い払い”が有ることが判りました。
サルが出没したら必ず”追い払い”を行い、サルにとって危険な場所であることを認識させます。
この”追い払い”のツールとして電動ガンがあり、他府県で実績があることが判り、先ずは購入してみました。


簡単、軽量であり、高齢者の方でも使用でき”追い払い”に参加して頂けるのが決め手となりました。
畑等への侵入防止処置、放置果実や廃棄農作物をきちんと処分して、エサ場にならない環境にする啓蒙活動と、地区皆さんの”追い払い”活動で、何とか被害の低減をしていきたいと思います。


最後まで読んで頂いて有難うございます。

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。