沢山の夫婦が新たな物件探しで来てくれています! 

Writen by 杉原 功修さん

3月末頃から余り変化のない山景色が。
山桜に始まり最後のトリとなる枝垂桜まで山里を彩ってくれていました。

今は5月の「緑色ってこんなにあったんだ!」と驚くほどグラデーションが豊かになる新緑までの暫しの休憩となっています。

そんな山里が、新たな物件探しで沢山の夫婦が「土食って虫食ってしぶーい」と聞こえる声で飛び回りにぎやかです。

「え、危なそうな方がそんなに多く?」


いえいえツバメの夫婦達です。

毎年春から夏の終わりまで巣作り、子育てで寂しい山里もにぎやかになり、我が家にも住み着いてくれました。よく見るとツバメの物件探しも色々あるみたいで、天敵のカラス、ヘビが容易に来れない家(場所)を選びます。

早く飛来した者は今ある直ぐに住めるものを選び、次に来た者は古い巣を泥で補修して住み、遅い者はせっせっと泥を運び新築しています。

ツバメ社会も早い者勝ちですね。
我が家の巣は築3年の物件なので早く選ばれたみたいです(笑)

古老の方々はツバメが巣を作るのを喜ばれます。

何故なら「ツバメが巣を作る家は縁起がよい、幸せになれる」と、昔からの言い伝えがあります。

皆さん知っていました?

ツバメの巣作りは、人の出入りがあり湿気の少ない爽やかな環境で、巣を壊さない優しい人がいる場所を選ぶそうです。巣ができると人間にとって害虫になる虫をたくさん食べてくれるので、その結果、虫が少なくなります。

人にとっても幸せに繋がる環境や要素であり、実際に幸運な出来事が訪れる出来事も多かったことから、縁起の良い鳥と言われるようになったそうです。

つばめ 子つばめ 5月 こどもの日 ゴールデンウイーク 新緑 自然 

子育てが終わり8月中旬から10月にかけて東南アジアへ渡るまで、

「餌場スーパー近く、天敵へのセキュリティ万全、子育環境抜群で家賃無料のお得物件!」と声をかけていって、来年も我が家に来てもらうように見守っていきますね。

最後まで読んで頂いて有難うございます。

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。