移住して6年になり感じた田舎暮らしの価値とは。。。
大塔の山里である平瀬を気に入った一つが、この里から見える半作嶺(はんされい)の稜線が乙女が横になっているときの寝顔に例えられることから、「乙女の寝顔」と呼ばれる景色です。
大昔は「大人の寝顔」(おおびとのねがお)と呼ばれていたそうですが、昭和30年頃からだんだん乙女さんと呼ばれるようになっていったそうです。平和な山里だからですね。
そんな平和な山里に6年住んで感じたことを今回は紹介したいと思います。
今の社会において、田舎とはいえ、そこは良くも悪くも都会のミニチュアです。都会にある利便性のみが思うに任せないだけの違いでしょう。
自然豊かなこの土地、私はその自然を求めて都会から移住しましたが、もともとここに暮らしていた人々にとって、自然とは不便さの代名詞なのです。
里の人と話すと、「近くにスーパーができたらいいのに」とか言われます。
つまり、常に里の人は”便利”を求めているのです。
そんな認識の違いからか、最初はいわゆる”変なよそ者”と見られ、住民意識の壁に戸惑う事もありました。
でもこれは都会でも一緒と割きり”郷に入っては郷に従え”のことわざにあるように地域活動に参加して行って、人を知ることによりクリアー出来て行ったと思います。
田舎暮らしを考えている方は、「山や渓流に代表される自然がすぐ近くにある。」
そこに住む事だけで満足だとおもっていませんか?
田舎暮らしの本当の価値とはいったいどこにあるのでしょか?
私なりに得られた思いとしては、それは人でした。
(まだ6年の生活ですが。。笑)
いろいろと一緒に苦労を重ねてくれた家族、山里の不便さを共有する地域に暮らす人々やその関わり、それこそがこの山里での価値であり、宝物であると感じます。
不便さも慣れれば人生の良いスパイスですよ。
田舎暮らしを検討される方の参考になればと思います。
最後まで読んで頂いて有難うございます。