柿の木さんごめんなさい。

Writen by 杉原 功修さん

私の住む平瀬は北に鷹ノ巣山、西に西の峰、南に木谷山と山々に囲まれた小盆地です。
海抜300mの高地で寒暖差は激しいのですが、この辺では珍しく広く開けているので日差しが長く当たり、四季の移ろいにより色んな姿が見れるのが気にいっています。

冬に入り農業の閑散期となった時に忙しくなる仕事があります。
それは空家に植えられている柿の木の伐採です。
昔は107戸300人以上の住人がおられたそうですが、今は45戸で大分部の住民が高齢者以上の限界集落となっています。
そのためか空家が広い地区に点在しており、そこには前の住人の方が植えた柿の木他があり、それを狙って猿、穴熊らが出て来ます。
当然それだけではなく畑の野菜他も狙われ食べられます。色んな対策を実施していますが一番は獣達の食料となる物を無くしてしまいなるべく近寄らせないことが大切です。
獣害対策の一つとしての伐採ですが…

人の家、土地ですので当然のこと連絡、了承を頂くのですが、これが一番大変で、連絡先が分からない等の要因で手間と時間がかかります。でも種から植えて世話をし、やっと収穫かと思った時に食べられてしまった悔しさは…

それと最近遠くの山ですが熊の目撃情報もあるので地区の安全確保にも大事な活動かと思っています。


最後まで読んで頂いて有難うございます。

この記事を書いた人

杉原 功修さん

大阪八尾市から移住して3年になるUターン組です。畑仕事を中心に趣味の帆船模型作り、アマチュア無線、真空管ラジオ・アンプ作りと田舎生活を満喫しています。暮らしを中心に田舎の良さをお伝え出来ればと思います。