ほのぼの山奥移住生活

Writen by 河原田 由香さん

はじめまして。かわはらだです。
3年前に大阪から田辺市三川地区に移住しました。主人と9歳、0歳の娘の4人家族です。

移住を意識しだしたのは、3.11東日本大震災以降です。SNSで知った情報から特に食に関して、このまま都市部の環境下に住み続けて大丈夫かなという不安が日に日に大きくなり、それと同時に日本の昔からの原風景の残る田舎への憧れも強くなっていきました。

ネットで色々検索してみて、自然が多く、大阪からもアクセスしやすい和歌山に興味をもちました。その時すでに季節は春、娘が幼稚園の年長さん、来春からは小学校という時期で、移住するなら今だなと少し焦っていました。

ただ、ネットで見ているだけでは得れるものも少なかったため、大阪で開催された和歌山県の移住セミナーに参加してみることに。

そこでふるさと定住センターの職員の方に相談したところ、田辺市で地域おこし協力隊の募集があるよとの事で主人に話すと、「行ってみるわ」と主人1人で視察、色々地域を見せてもらった中で、一番田舎レベルの高い大塔の三川地区を気に入り、そのまま三川の地域おこし協力隊に。 そうやってあれよあれよと事が進み、 私たちも移住という流れになりました。

三川の印象は、とにかく山奥で手付かずの自然が残っているなと、それまで大阪の都市生活だったので薪でお風呂を沸かしていたり、野菜を干していたり、鹿に出会ったり、全てが新鮮でした。

主人は地域おこし協力隊として、三川の産直物の集配、配送などのお手伝い、私はしばらくして地元の社会福祉協議会からホームヘルパーの仕事を紹介していただき、地域を回りました。
そのおかげで地元の方に顔を覚えてもらえる事ができました。
大半が高齢の方ばかりなので、若い人がきたと凄く喜んでくれます。

色々な地域の役も受け、過ごして行く中でもう出来なくなった茶畑をしないかと声をかけて頂き、初心者ながら着手しもう3年目、美味しいお茶を栽培できるようになりました。
うちの畑もしてよと今も声をかけてくれて有り難いです。

移住にあたって色々調べましたが、ネットの情報はネガティブなものが多く、よく田舎の村八分の話とか、上手くいかずに戻ってきたとか…

私が実際に移住してみて思う事は、そこに籍や住民票をおくのにはこだわらずに田舎に拠点があるというのがいいなぁと。
おばあちゃんのいる田舎に行く感覚で行ったり来たり出来れば最高だなと。

その拠点として和歌山の田辺市は最適じゃないでしょうか。綺麗な空気、水、美味しい食べ物、優しい人たち、都会では薄れてきている人間関係もまだまだ残っています。

オススメな田舎ですよ。

この記事を書いた人

河原田 由香さん

3年前に大阪の和泉市から移住。 主人と2人の娘の4人家族です。 アウトドア、音楽鑑賞、のんびりしたりするのが好きです。和歌山に来てから美味しいもの食べ歩くのが楽しいです。 茶畑を貸していただきお茶を栽培しています。 子育て真っ盛り、ママ、主婦の視点から、山奥の秘境度抜群の三川の田舎暮らしを発信していけたらなと思っています。