田舎の小学校ってどんな感じ?

Writen by 河原田 由香さん

うちの長女は小学4年生。

入学と同時にこちらに来て4年目です。

住んでいる三川(みかわ)エリアにも小学校があったけど、過疎化で5年前に閉校。

麓の小学校までは18キロ程で、スクールバスがお迎えに来てくれます。

私は都会っ子で、小学校は歩いて5分ぐらいの所にあったので、子供の頃からスクールバスは憧れの存在でした。

毎日学校へ行く娘をうらやましい気持ちで見送っています。


小学校は生徒数も少なくて4年生は20名弱。

クラス替えも無くてずーっと一緒なんで、みんな仲良しですよ。

田舎の小学校なんで地域のおじいちゃん、おばあちゃんたちが昔遊びとか、サツマイモの植え方とか民話とか教えにきてくれたり、人数少ない分、上級生が下級生の面倒みてくれたり、先生たちも色々気遣ってくれたりで人の温かさに触れるので、うちの娘もホッコリしてます。


小学校の前には『水辺の楽校(がっこう)』という公園があるんですが、すごく広くてすぐ川があって、いろんな昆虫がいたり、都会育ちの私から見たらそういうものもうらやましい限りです。

昔は都会でもボール遊びとかフェンスに登ったりとかまぁ許容範囲が広かったけど、今はどこで遊んでいいの?って思うぐらい子供の遊び場が無いので。

これだけ広けりゃ走り回り放題で、いいですよね。 

近くの山並みが見えて空気も綺麗で、川も綺麗で、田舎の良いところです。


こんな所で育っているので子供たちは純粋なんですね。

小学生も中学生も出会うと挨拶してくれて、関心させられて、大人の私が見習わないとなって思います。

娘も色々学校であった事話してくれるけど、毎日楽しそうですよ〜

エピソードは色々あるんですけど、何年か前の秋、帰りのスクールバスで運転手さん(といっても近くに住んでるおじいちゃん笑)が道に落ちてる栗を拾って持たせてくれた、って喜んでたのを今でも思い出します。

こんな事、都会に住んでたら絶対無いので、母は感動してまた、ホッコリしたのでした。


新型コロナの影響でずーっと休校で小学校も中学校もシーンてしてたら、やっぱり寂しいもので、子供は地域の宝だなって痛感しました。

6月からやっと通常に戻り、これからも子供たちの声が聞けて、地域が賑やかに元気になることを祈るばかりです。

この記事を書いた人

河原田 由香さん

3年前に大阪の和泉市から移住。 主人と2人の娘の4人家族です。 アウトドア、音楽鑑賞、のんびりしたりするのが好きです。和歌山に来てから美味しいもの食べ歩くのが楽しいです。 茶畑を貸していただきお茶を栽培しています。 子育て真っ盛り、ママ、主婦の視点から、山奥の秘境度抜群の三川の田舎暮らしを発信していけたらなと思っています。