山奥の酷道

Writen by 河原田 由香さん

梅雨ですね。

6月は梅に始まり梅、そして梅またまた梅。今日も梅仕事です。

娘の相手をしながら今日は梅干しを漬けました〜
が、まだまだ終わりません。

梅の産地の田辺市では梅一色で、誰かしら梅に関わっているのが凄いなぁと思います。

あと田舎の紫陽花はきれいですね〜!

いろんな種類があるみたいで娘っ子たちもお気に入りです。



さて、こちらに移住するとなって、1番の問題はそう!車の運転でした。

田舎、特に山奥では車は必須です。

一人に1台は絶対要ります。

私の住んでいる所から最寄りのコンビニまで約30分、大型スーパーまでは40分ぐらいかかります。


私は結婚してから車の免許を取りに行き(一応MTですよ)何年もペーパードライバーで、娘が幼稚園に行くようになってやっと雨の日の送迎に運転するぐらいでしたので、いきなりこの山道の運転はドキドキでした。

三川地区は住人こそ少ないけど、奥で工事をしているので、生コン車、大型ダンプ、あとよく伐採木を積んだ大型のトレーラーに出会います。

とにかく道が狭い!

バックもろくにできない私は、最初は一苦労で見かねて向こうがバックしてくれたり、無茶苦茶でした笑



嫌でも運転しないと生活できないので、私が予習で使ったのが、Googleのストリートビューと“酷道“というマニアの方があげているYouTubeです。

世の中には色んなマニアの方がいるんですね。

誰が見るねん!と突っ込みたくなるけど。

あーでも私みたいな人が見るのか笑

全国の通るのが難しいような国道を酷道と名付けて走っているだけの動画ですが、きっと酷い道が好きなんだろうなと。

男の人って狭い所とか、旧道とか、わざわざ通りたがるんですよね。なんなんでしょ??

新しいきれいな道あるのにね。

女の私には全く理解不可能ですけど。


田舎の山道の夜間の運転も恐怖でしかなく、それこそ真っ暗で、電灯があればよしとしよう!な道で対抗車にも気をつけないといけないけど、何より気をつけないといけないのが非常に遭遇率の高い鹿さんなんです。

田舎では鹿とぶつかる接触事故がけっこう多いんです。

車にビックリして思わぬ方向から出てきたり、慎重に運転しないと、こっちがやられてしまいます。

鹿とぶつかって車が廃車になった人もいますし、だからって鹿はもちろん保険も入ってないですから気をつけるのはこちらなのです。



夜はナイトサファリ並みに色んな動物に出会えます。

鹿に、猪に、狸に、アナグマに、ネズミやら、、猿は夜行性じゃないのか昼間の方が見る確率が高いなぁ。

なんせうちの子供は大喜びです。動物園みたいですね。

そんなこんなで、ようやく山奥運転初心者マークが外せるかな(笑)というところまでなんとか道にも慣れ、危険な目にも遭いつつ、いろんな方に鍛えられ、酷道にも感謝?!の毎日です。

この記事を書いた人

河原田 由香さん

3年前に大阪の和泉市から移住。 主人と2人の娘の4人家族です。 アウトドア、音楽鑑賞、のんびりしたりするのが好きです。和歌山に来てから美味しいもの食べ歩くのが楽しいです。 茶畑を貸していただきお茶を栽培しています。 子育て真っ盛り、ママ、主婦の視点から、山奥の秘境度抜群の三川の田舎暮らしを発信していけたらなと思っています。