秋の味覚

Writen by 河原田 由香さん

秋ですね。

山奥は朝晩の冷え込みがキツくなってまいりました。

私の一番好きな季節が到来しました。

食欲、、、食欲の秋、、、

それしか浮かびません(笑)

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家の横に大きな栗の木があって、一年にこの時期だけうちの集落に猿の気配がするんです。

猿が他の畑に向かうと大変な事になるので、やたらと家族でうるさいぐらい威嚇しまくり、今のところ狙ってくるのは栗のみで一安心なんですが〜

で、栗が落ちると、採るのは猿が早いか人間が早いかの猿人合戦が繰り広げられるのです。

栗は皮を剥くのが大変だけど、渋皮煮とか栗おこわとか栗きんとんとか美味しいし、調べてみると栄養価も高いそうで、たんぱく質・ビタミンA・B1・B2・C・カリウムも比較的豊富で食物繊維ミネラルも亜鉛も多いようであります。

あと栗を踏んでパカっとするのも楽しいし〜

ってな事で今年も栗拾いしました。

山には自生している柴栗と、人間が植えた品種のがあるみたいで、柴栗は小粒だけど甘くて美味しいそうで、それを食べてみたいなぁ〜と思います。

猿も猪もリスも『やっぱあそこの栗が一番美味いわ〜』て言って食べてるのかな(笑)

昔の子供は、今ほどお菓子も種類もなくて、おやつに学校帰りに栗を拾ってそのまま食べたよと教えてくれたんですが、恐るべし田舎の小学生だな〜と感心です。湯がくとか焼くとかではなく、そのまま?!固いよね?!

木に生ってるものとって食べて、ポイッとしても土に還るし、お金もかからない、素晴らしいシステムだなぁ〜

そういえばサザエさんの、人の家の柿を勝手に採るカツオのようか悪ガキも『こら〜っ!!』て登場する雷親父も、最近見かけなくなってきましたね。


季節を感じながら子供たちといろんなもの狩るのはすごくいいですね。

柿になしにぶどうにさつまいもにサンマに松茸に銀杏とか、秋の味覚はどれも美味。

山に入れば松茸があるそうですが、ありかは流石に教えてくれませんよ〜

百貨店とかで1本何万もして売ってますが、こっちだと何千円で買えます〜!

コリコリとした食感と良い香りが何ともいえない。
これこそ山の醍醐味であります。

あ、食以外にも(笑)

彼岸花もススキも秋桜もケイトウも勝手に咲いてくれてとっても綺麗です。

今日は十五夜のお月見なので山の秋風に吹かれながらお団子でも食べようかな。

あ、また食べ物(笑)

今日の晩ご飯は栗ご飯に決定!


お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

河原田 由香さん

3年前に大阪の和泉市から移住。 主人と2人の娘の4人家族です。 アウトドア、音楽鑑賞、のんびりしたりするのが好きです。和歌山に来てから美味しいもの食べ歩くのが楽しいです。 茶畑を貸していただきお茶を栽培しています。 子育て真っ盛り、ママ、主婦の視点から、山奥の秘境度抜群の三川の田舎暮らしを発信していけたらなと思っています。