秋祭り

Writen by 河原田 由香さん

朝晩の冷え込みがキツくなってきて、冬支度しなきゃの時期になってきましたね〜

さてさて、毎年11月の3日に秋祭りがありまして、ここ三川でも各集落でお祭りが催されました。

秋祭りといっても昔は盛大に、うちの集落は相撲をとったり獅子舞があったり餅撒きがあったりしたそうですが、今ではお宮さんをお掃除してその後に宴会をするのみになっています。

うちの家族以外は82歳から93歳までの超高齢者さんです。お祭りに参加するのがやっとの方もいます。
それでも毎年無事にお祭りができることが何より嬉しいなと思います。

一人が物凄く貴重の存在で、一人でも欠けると物凄く寂しいものです。

区長もさせて頂いておりますゆえ、今年もお祭りの準備に励みました。

カツオのお造り、さんま寿司、鯖寿司、お酒にお餅などなど調達しました。

田辺に来てから何より良かったなと思うことは、食べ物がすこぶる美味しい事ですね。

特に魚は、大阪に居た頃はお目にもかかれなかったものが、超破格のお値段で手に入ります。

ですので、うちの魚消費量も増えてレパートリーも増えました。

海の魚だけではなくて川魚も。

この前娘を乗せてドライブしていましたら、他集落のおじさまに声をかけられ、何事かと思ったら『落ち鮎って知っとる?食べへんか?』と聞かれ、即答で『食べます!!』と返事して、10匹ほどゲットしました(笑)

鮎もこちらではポピュラーで、釣っても消費ができないようで冷凍したのをどっさりもらった事もあります。
何とも贅沢な話で、街で天然の鮎なんぞ食べようと思ったら料亭に行って、高いお金を出さないと食べれないですね。

で、大阪生まれの私は1匹いくらかなと頭の中でそろばんを弾くのです(笑)

鮎美味しいです。子持ちの鮎など絶品ですね。

鮎をくれた方は、開いて干物にするそうでめちゃくちゃ美味そうです。お酒が進みそうですよね〜!


あ、話が脱線しかけてしまいました〜(笑)

そんなこんなで93歳の長老のご挨拶で宴会スタートです。
昔話で盛り上がり、歌が好きな長老はお玉を持って歌い始めます(笑)

“星影のワルツ”が18番のようです。

”串本節“も炸裂です。

お酒がまわると見ていて面白いです。
お年寄り同士の喧嘩が始まったり(笑)

長老の限界がくるとお祭りもフィナーレです。

美味しいもの食べて呑んで寝る。
最高ですね〜!!

今年も無事にお祭りを開催できました。

『あんたらがおらんかったら出来てないよ』と嬉しいお言葉をもらいました。

来年も再来年もまた同じメンバーでお祭りが出来る事を祈っています。

お読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

河原田 由香さん

3年前に大阪の和泉市から移住。 主人と2人の娘の4人家族です。 アウトドア、音楽鑑賞、のんびりしたりするのが好きです。和歌山に来てから美味しいもの食べ歩くのが楽しいです。 茶畑を貸していただきお茶を栽培しています。 子育て真っ盛り、ママ、主婦の視点から、山奥の秘境度抜群の三川の田舎暮らしを発信していけたらなと思っています。