不知火

Writen by なかやまさん

こんにちは。なかやまです。

年末年始ほどの寒さはありませんが、田辺は寒い日が続いています。


お正月も終わり皆さんも普段の生活に戻られていると思いますが、如何お過ごしですか?
全国的に新型コロナウイルスも感染拡大も続いているため、お互いに気をつけましょうね。。。

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話は変わりますが、昨年JAの青年部として小学生を対象としたみかん収穫体験学習のお手伝いに行きましたが(10月の記事を参照)、その時の生徒たちからお礼の手紙を頂きました。

※前回の記事
https://tanagokochi.jp/article/494/

初めて知ったことやその時の感想など、思い思いのことを書いてくれていましたが、こういった手紙は嬉しく、ありがたいですね。

体験学習の時期はみかん収穫の最盛期のため部員たちも皆忙しいのですが、生徒たちの良い思い出になったのならお手伝いできて良かったと感じます。一枚一枚読ませてもらい、ホッコリさせてもらいました。

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さて最近の農作業ですが、我が家では不知火(しらぬい)の収穫がピークを迎えており、寒い中ですが汗を流しています。

不知火と聞いてもピンとこないかもしれませんが、所謂デコポンのことです。正式には不知火などの柑橘類の糖度13度以上、酸度1度以下のものをデコポンと呼ぶことができます。

この品種は長崎県(熊本県だったかも、、)の試験場にて、清美(きよみ)とポンカンを交配して作られた品種です。

収穫してすぐは酸がキツいものもありスッパイのですが、しばらくの間、倉庫内で貯蔵しておきます。そうすることで酸が引けて味がまろやかになり、食味が良くなります。果実も一個あたり300gくらいあるため、食べ応えも十分な人気の品種です。

今季の作柄は年末年始の寒波の時に風に吹かれたからか小傷やニエなどは少しありますが、9月に雨の日が多かったからか酸引けも良く、美味しく仕上がっています。

毎日せっせと収穫していますが、困っているのが野鳥による食害です。上の画像のようにヒヨドリに食い荒らされたものもちょこちょこあります。

食われ方もクチバシを一回突いただけのちょっとしたものから、画像の一番右の果実のように皮以外は食べ尽くしたものから色々です。

少しでも突かれたものは売り物にならないので、農家的には堪りませんね。。。ですがあのクチバシでビックリするほどキレイに食べるなあ、といつも関心します。。。笑

農家によっては音が出る脅しを設置したりと色々と対策を行っていますが、なかなか被害はゼロにならないようで、もっと効果的な対策はないかなーと考える今日この頃です。

では今日はこのへんで、、、最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事を書いた人

なかやまさん

田辺市の山間部出身の30代。農業大学卒業後、Uターンして地元で就職し、5年前に実家の家業である農業の道へ。主にみかんなどの柑橘類や南高梅を栽培しています。趣味は自然豊かな和歌山県内の海や川で釣りをすること。自身の日々の暮らしの風景や、地域での出来事などを発信してゆきます。